行き渋り①

うちの末っ子くん。毎回こう呼称するのもくどいので、このブログでは“てぃん”と呼ばせていただきます。

三人きょうだいの末っ子です。

長男ぴっくん。長女こむちゃん。そして次男のてぃんです。おっとり穏やかマイペースな三きょうだいで、仲良しです。

ぴっくんとこむちゃんが優しいもんで、甘え放題ワガママ放題のてぃんです。

てぃんは定義からすると不登校ではありません。行き渋りを幼稚園からずっと続けている小学校六年生です。

行き渋りとは、文字通り登園、登校する事を渋るわけです。腹痛や頭痛など実際に体調不良を起こしたり、行きたくない、行かないと、動かなくなってしまったり、とにかくすんなり行くべき時間に行けないのです。

行き渋りは、不登校のように定義があるわけでも無く、対応策が取られているわけでも無く、たとえ一時間でも登校できれば、頑張って登校出来たね!という感じで学校側は受け入れてくれています。もちろん学校によるとは思いますが。

行き渋りは不登校の一歩手前だと言われたりします。

ですがここでまた疑問というか、モヤモヤというか。

てぃんの場合、ここ一年ほどは、登校するのが昼前な事がほぼ毎日なのです。

一日六時間目まで授業がある日が大半で、てぃんは四時間目に間に合うか間に合わないか、給食から行くか、みたいな毎日です。昼まで渋って結局行けなかった、みたいな日もあります。(年に数日は一時間目から行けたりはします。)

そうなると、年間30日は休んでいないけれども、年間の半分くらいは授業を受けられていないわけですよ。

年間30日休んだけど、残りは一時間目から授業を受けた子どもより、よっぽど授業を受けられていないのに、きみは不登校じゃないよ!大丈夫!となるわけですよ。

いや、大丈夫じゃないです。

文部科学省は、不登校の児童生徒の数は調べているかも知れませんが、不登校未満の子どもたちの事はどこまで把握しているのでしょう。

不登校の問題でも、文部科学省のマニュアルがありながらも対応の仕方は学校や教師によってばらつきがあります。不登校未満なら尚更です。担任教師に丸投げです。

まあ、当たり前ですが担任教師は学校に来てほしいわけです。ですので、どうやったら学校に来られるか、というスタンスで物事を考えて提案してくださったり行動してくださったりするわけです。

てぃんは学校に行きたくない。でも学校は(一般的に)行って当たり前のもの。行っても辛い、行かなくても罪悪感や焦燥感で辛い。それで彼なりの妥協点が、途中から登校するという行動になりました。

母である私は、学校イヤだな、行きたくないなと思うことはあれど、学校は行くべきものだと認識して特に大きな問題もなく学校に通い続けて大人になり、親になりました。

子どもを三人授かり、子らが成長して適齢期になれば当たり前に幼稚園に通わせて、小学校に進み……多少の躓きはあれど、長男長女とそのごく一般的な道を進み、いざ末っ子てぃんが幼稚園に入って同じように進んで行くと思っていました。

しかし、ここで思いっきり躓いたのです。

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